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キジバトの巣を発見!

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2010年8月27日朝、小生の机右端から斜め上、前方直線5~6mの桜の小枝に、小鳥が巣を作っていることに気づきました。わが机は2階の北側に面しており、鳥の巣は地上1階からはまったく発見できません。

 250mm望遠レンズでピッタリ撮影出来ます。
 いつも1羽が巣を温めていますが、時々交替をしています。
 どれが雌か雄かは、小生にはわかりません。
 観察していると、巣にいるときは360度、たえず方向を変えて、巣を温めているようです。
 
 27日、(やや仰角の位置のため)巣の中、その他は見えなかったのですが、30日朝、ほんのすこしの間親鳥がいない間、レンズを通してみると、1匹の雛が生まれているように思えました。

 よく考えるとまだ鳥の正式名もわかりません。さっそく日本野鳥の会の会員であり、俳句仲間でもある先輩に、メールで問い合わせると、次のような答えがありました。

▽キジバト
 ハト目ハト科 33cm
 雌雄同色ですので、野鳥図鑑にも雌雄の特定はありません。
   
▽かつて山野で繁殖していたのですが1990年頃から都市での繁殖が観察されています。
 
▽本来キジバトの繁殖は5~6月なのですが天敵であるカラスの繁殖期と重なるため(カラスが子育てのため他の野鳥の卵や雛を襲う)最近は時期をずらして繁殖するキジバトが増えています。
 
▽1回に産む卵は2個、抱卵日数は約2週間、巣立ちまでは約18間日と言われています。
 
▽種子食の鳥でも子育ての時は動物性の蛋白質が必要になり栄養価の高い昆虫類を与えます。鳥たちの繁殖期が春から初夏であるのも昆虫の発生時期と重なります。
 
▽キジバトが季節外れでも繁殖できるのはピジョンミルクで子育て出来るからです。ピジョンミルクとは親鳥のそ嚢の一部の組織が発達しその部分がそ嚢に剥がれ 落ちたものです。
 
▽ピジョンミルクは高蛋白、高脂肪、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて人間の母乳よりも高栄養です。
    
▽ピジョンミルクは雌雄ともに作る事が出来ますが雛が成長するにしたがい薄くなってきます。これにともない親鳥は一定の割合で種子などをミルクと共に与えて育てます。子育てが終わるとミルクは出なくなります。

 御発見のキジバト夫妻も時期をずらしての子育てと思います。あとしばらくは日々楽しめそうですね。


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