SSブログ

田螺和(たにしあえ)

 2015年2月22日、わが俳句結社の埼玉支部の月例句会を開きま
した。参加者は15名。
 わが句会は、第1句座は、当季雑詠5句持ち寄り、5句選、第2句
座は席題(その席上で出される題)5句、5句選で行います。
 第2句座の席題は、以下でした。
 余寒、田螺和、雛祭、下萌、桜餅

 私は以下のように作りました。

 魯山人甘露の果ての田螺和

 魯山人(1883-1959)とは、美食家、料理家、陶芸家、書道家、
その他で有名なあの方です。美食を極めて、最後に行きついたのが
田螺であったとのこと。

出題されたとき、句友の誰かがそんな話をしていました。わたし
も以前、句材について、したり顔で話していて、すぐさま隣の人に
取られたことがあります。その人、わたしの話をうまくまとめて佳
句を得ました。わたしの方と言えば凡句でした。

 わたしも今回は、密かにこの話を盗んで、1句にまとめてみよう
と試みました。うまい具合に「中七」に「甘露の果ての」という格
好の言葉が見つかり、まとめることが出来ました。

何年振りかで、“敵討ち”が出来たようで溜飲がさがりました。
 ことほど左様に、句会とは、油断ができないものです。
 今回のわが句は、珍しく、好評でした。

 魯山人については、以下を参照ください。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/ 
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ぼちぼち再開します

改めて、ブログを再開しようと思います。

 「多弁を目指す」と宣言したのは、あの3・11の正月でした。
ことばに携わる、俳句にかかわる者――末席に位置するとはいえ、空前絶後の
出来事でした。
 みなさん、励ましの句や歌をたくさん作っておられますが、現地にも行ったことも、
暮したこともない私が、とても言及できるような事態ではありませんでした。

 今年は俳句を初めて10年、結社に入って10年めを迎えます。
 あきらかに「10年目」の壁にぶちあたっています。

 その壁を打ち破るために、ぼちぼち、再開しようと思います。
 どうぞよろしくお願いします。

 



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

多弁をめざす

 明けましておめでとうございます。
 
 やはり昨年も“寡黙”で過ごしてしまいました。申し訳ありません。
 言いたいことは山ほどあるのに――言い訳になりますが、俳句をやっていると、どうしてもことばを抑えようという気持が自然と働いてしまうようです。
 今年はもう少し“多弁”になりたいと思っています。 
 
 その俳句について、昨年1年間を、元旦から自画礼賛すると以下の通りになります。
 ・月7~8回の句会、吟行句会に出席した。
 ・結社誌3月号で巻頭句を取ることが出来た。
 ・毎月の結社誌5投句では年間41句、一昨年に次ぐ成績。まだまだの成績。
 ・結社誌の「30句競詠」において、第1次選14人のうちにノミネートされる。
 ・結社誌2011年1月号の題詠句「氷柱」で第1席選に入賞す。
  わが鼻の大きく映る氷柱かな
 ・長谷川櫂著『日本人の暦』(筑摩書房)のなかの例句として2句採用される。
  ふるさとの山河は青し洗鯉   洗鯉
  はじけては紅となる榾火かな  榾
 ・新潟、吉野、比叡山、唐津など、結社各支部の句会に参加。
 ・わが所属している結社の1周年記念奥秩父吟行句会を開催する。
 
 大学ラグビーは、わが応援する明治、東海が明日、2日、国立競技場でそれぞれ決勝を目指して闘います。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

大詰めの大学ラグビー

 大学ラグビーもいよいよ大詰めを迎えました。
 
 本日、11月23日、早稲田:慶應をTVで観ました。慶應が必殺のタックルで早稲田の再三のチャンスをつぶし、見事10年ぶりに早稲田に勝利しました。
 
 わが応援している明治も12年ぶりに6戦全勝で、最後の早稲田戦を迎えます。関東大学ラグビー対抗戦は、早慶明3校の最終戦で優勝が決まります。こんなスリリングな最終戦は久しぶりです。
 
 大学スポーツの面白いところは、毎年卒業生が出て新入生が入り、陣容が1年ごとに大幅に変わるところです。即ち、メンバーが毎年変わり、一度として同じカードと言え、同じメンバーで対戦することはまずないことです。
 そして一度ついた実力はなかなか落ちないし、逆に言えば、一度落ちた実力はなかなか元に戻らないということです。
 分かりやすく言えば、連覇になりやすいのですが、しかし、栄華は永遠に続かないということも事実です。10年目にしてやっと早稲田に勝った慶應、12年ぶりで全勝で最終戦を迎える今年の明治がそのよい例です。
 
 自分の応援するチームばかりを過大評価し、相手チームの努力を偏見視したり、無視したりでは、ラグビーのおもしろさは半減します。
 
 両チームの1年間の努力のあとを、より客観的に敬意をもって観たいと思います。これからも自分の人生と同じ長さで、各校の白熱した試合は続くのです。

 敵をほめてわが武勇。自戒として、相手をほめることはあっても貶すことは慎みたいものです。ノーサイドの精神を忘れずに! ラグビーの醍醐味は「大人を子供にし、子供を大人にすることにある」と言います。 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

大学ラグビー・シーズン到来!

 関東大学ラグビーの、優勝を狙えそうなチームの夏合宿打ち上げの、練習試合結果は、以下の通りでした。

 公式戦を目前にしての各校の実力差が出ていると思いますが、実際の公式戦で、自分たちの欠陥をいかに修正し得意面を磨き、この結果を覆すことが出来るか、どのチームが優勝するか興味深いところです。

 私は明治と東海を応援していますが、対抗戦の帝京、早稲田、明治の三つ巴戦に一層興味を持ちます。リーグ戦は東海の連覇だと思います。

明治●:○東海
早稲田○:●明治
早稲田○:●帝京
早稲田○:●関東学院
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

キジバトの巣を発見!

20100830_001a.jpg
2010年8月27日朝、小生の机右端から斜め上、前方直線5~6mの桜の小枝に、小鳥が巣を作っていることに気づきました。わが机は2階の北側に面しており、鳥の巣は地上1階からはまったく発見できません。

 250mm望遠レンズでピッタリ撮影出来ます。
 いつも1羽が巣を温めていますが、時々交替をしています。
 どれが雌か雄かは、小生にはわかりません。
 観察していると、巣にいるときは360度、たえず方向を変えて、巣を温めているようです。
 
 27日、(やや仰角の位置のため)巣の中、その他は見えなかったのですが、30日朝、ほんのすこしの間親鳥がいない間、レンズを通してみると、1匹の雛が生まれているように思えました。

 よく考えるとまだ鳥の正式名もわかりません。さっそく日本野鳥の会の会員であり、俳句仲間でもある先輩に、メールで問い合わせると、次のような答えがありました。

▽キジバト
 ハト目ハト科 33cm
 雌雄同色ですので、野鳥図鑑にも雌雄の特定はありません。
   
▽かつて山野で繁殖していたのですが1990年頃から都市での繁殖が観察されています。
 
▽本来キジバトの繁殖は5~6月なのですが天敵であるカラスの繁殖期と重なるため(カラスが子育てのため他の野鳥の卵や雛を襲う)最近は時期をずらして繁殖するキジバトが増えています。
 
▽1回に産む卵は2個、抱卵日数は約2週間、巣立ちまでは約18間日と言われています。
 
▽種子食の鳥でも子育ての時は動物性の蛋白質が必要になり栄養価の高い昆虫類を与えます。鳥たちの繁殖期が春から初夏であるのも昆虫の発生時期と重なります。
 
▽キジバトが季節外れでも繁殖できるのはピジョンミルクで子育て出来るからです。ピジョンミルクとは親鳥のそ嚢の一部の組織が発達しその部分がそ嚢に剥がれ 落ちたものです。
 
▽ピジョンミルクは高蛋白、高脂肪、ミネラル、ビタミンなどが含まれていて人間の母乳よりも高栄養です。
    
▽ピジョンミルクは雌雄ともに作る事が出来ますが雛が成長するにしたがい薄くなってきます。これにともない親鳥は一定の割合で種子などをミルクと共に与えて育てます。子育てが終わるとミルクは出なくなります。

 御発見のキジバト夫妻も時期をずらしての子育てと思います。あとしばらくは日々楽しめそうですね。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

待ち遠しい2カ月間

 関東の大学ラグビーのオープン戦も一段落したようです。
 私が知っている戦績で主要大学の順位をつけるならば、以下のようになると思われます。
 
 1位 帝京
 2位 明治
 3位 東海
 4位 早稲田
 5位 慶應
 6位 法政
 
 これから学生諸君は夏の合宿に入り、1カ月みっちり鍛えて、秋から本番に臨むわけですが、観る側からすれば、春のオープン戦の戦績が一つの指針になります。即ち、秋の本番においても、大概の勝負は春のオープン戦の戦績通りになるからです。逆に言えば、春の春のオープン戦の戦績を覆すような展開になれば、面白い試合ということになります。
 ラグビーファンにとっては、9月からの本番までまだ時間がありますが、どのくらい逞しくなってグランドに戻ってくるか楽しみな2月間でもあります。
 個人的には、明治と東海を熱烈に応援しています。
 
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

緊急PR

 以前、私は小さな出版社の雑誌編集部に在籍していたことをお知らせしました。

 その雑誌の連載コラム「あの日、あの味」を退職直前に単行本化しましたが、このたび、なんと新潮文庫として、2010年5月1日発売されることになりました。
 普通、単独筆者の本が、他社の単行本、文庫本になるのはよくあることですが、「編もの」が、いきなり文庫本になるのは珍しいことだと思います。

 店頭で立ち読みしていただければ幸甚です。

▼キャッチコピー
 誰にでも忘れられない味がある。そしてその味は、懐かしい風景を蘇らせてくれる。食糧事情が悪化した戦時中、給料をはたいて鶏の唐揚げをむさぼった幸福感。輸送船の甲板で口にした大和煮の缶詰のうまさ。戦後、洋菓子店に並ぶケーキへの憧れ。台風取材の合間に食べた炊出しのおにぎり。時々無性に恋しくなる母のいなりずし……。66人の食の記憶で紡がれる昭和史。『あの日、あの味』改題

▼執筆者
 児玉清、やなせたかし、大浦みずき、池部良、米原万里、南伸坊、川本三郎、泉麻人、神津カンナ、村松友視、なぎら健壱……66人が綴った食の記憶。ふつうの食べものが心を揺さぶるほどにおいしかったあの頃。


以下がHPのアドレスです。
http://www.shinchosha.co.jp/book/130811/
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

今年の東海大学ラグビー部 めちゃ強そう!

 先日のオープン戦で慶應に完勝、本日の東日本セブンズ決勝でも帝京を粉砕して優勝!――今年の東海大学ラグビー部は、今のところ、文字通り破竹の勢いというところです。
 いままでの私の経験によると一度ついた実力はなかなか落ちにくい、また一度落ちた実力はなかなか回復がむずかしいと思っていますが、そのデンで言えば、いまところ向かうところ敵なしの東海大学ですから、今年こそ念願の日本一! になってくれそうな予感がしております。
 
 昨年の大学選手権の帝京:東海大学の試合を見て思ったことは、これまでの、いわゆる伝統校といわれる学校の選手たちの肉体と新興校である帝京・東海の選手たちの肉体が明らかに差があったことです。極端に言うと、大人と子どもの違いがあったと思います。そして帝京・東海の選手の半分くらいはTLの選手と遜色のない肉体をしていたように思いました。
 
 それに伝統校が、日本人オンリーの、いわゆる純血主義の選手養成をしているのに比べ、(結果的に)主要ポジションは外人を起用していたことです。大相撲と同じく“純血”がよいか“混血”よいか議論はあると思いますが、帝京、東海などの新興校の新しい試みが、今後の日本ラグビー界におおいなる刺激を与えることは間違いないと思っています。

 ほんとうは、東海大学ラグビー部のOBである東海大学付属高校の土井監督と現在コカコーラ・ウエストの向井監督について、両者に以前お会いして取材したことがありますので書こうと思いましたが、ここではスペースと時間がありません。そのうちということで……。
 
 とにかく今年の東海大学ラグビー部を熱烈に応援しています。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

花の吉野で……

花見を既に1度はしましたか。
私が住む所沢では、まだ2分咲きというところです。

私は、例年、3~4回花見を行っています。
今年最初は、4月5日(月)、東京・小石川後楽園に、大学の同期生が10人前後集まります。大学を出てから半世紀近く、すっかりみんな花咲か爺さん、ばあさんになっていますが、それゆえというか、だからというか、春秋に桜と紅葉を楽しむために集まっております。
それぞれに子どもは巣立ち、夫婦二人暮らしという連中です。縁あって同級生になり、いろいろありましたが、総じて、無事に晩年(?)の鳥羽口にさしかかったというところでしょうか。半世紀たっても、人の性格はまったく変わっていなくて、話していると、そこに昔の彼・彼女がいて、おかしくなります。

2度目は、4月11日~12日、吉野で開催される結社の句会に参加する予定です。
いままで結社の関東の句会に参加していたのですが、結社のそれぞれの支部が開催している、主宰が出席なさる句会には参加しておりませんでした。

昨年暮れから、輪島句会、新潟句会に参加し、楽しさを覚え、今回、吉野句会に参加しようという訳です。支部の句会に行きますと、当然のことながら場所、メンバーが変わりますので、気分一新、佳句も生まれる可能性もあります。勿論、空振りもありますが――その可能性大ですが、それもこれも遊びですから、楽しんでこようと思っています。

前日の22時、東京駅八重口発の夜行バスに乗り、奈良駅に7時過ぎに到着、吉野駅は10時56分着です。当日は花会式が行われ、大勢の人出があるようです。なにしろ吉野は初めてですから、事情がわからず心配です。句会は3回行われるようです。いまから軽い興奮状態にあります。どんな句ができますやら……。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。